【FX】レンジとトレンドの本当の見分け方とレンジを判断する思考法

FX

こんにちは。サイです。

今回は、勝てるトレーダーにとって外すことができないレンジとトレンドの本当の判断の仕方を教えたいと思います。

相場の世界において「レンジを制すものはトレードを制す」というのが私の持論です。

ボクシングで言われる「左を制すものは世界を制す」やスラムダンクで言われる「リバウンドを制すものはゲームを制す」と同じです。

レンジをきちんと見極め、トレンドになりそうなところでエントリーすれば、資金は増えるからです。

また、逆に言えば、レンジが分かっていなければ、値動きに翻弄されお金はみるみる減っていく負けトレーダーとなるでしょう。

それではレンジの種類と見極め方の流れを解説していきます。

そもそもレンジとは?

そもそもレンジとは、トレンド以外のことを指します。

一般的にレンジというと下のように一定の値幅を行ったり来たりという解説がありますが違います。

レンジは規則性のあるレンジのほかに、トライアングルや2点底、ヘッド&ショルダーなどいわゆる転換点やフォーメーションと呼ばれるものをすべて含めてレンジです。

レンジは転換点も含めた、トレンド以外の総称だととらえると良いでしょう。

逆にトレンドとは、レンジを抜けた後に一方方向に進むものです。

別の記事にて解説しますが、トレンドには伸びるトレンドと伸びないトレンドがあります。(いわゆる損小利大になる優位なポイントかどうか)

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レンジには大きさがある

レンジはトレンド中の小さなものや、中段保ち合いや転換点などの中型レンジ、そして上位足で見る大きなレンジと3つに分けられます。

<レンジの大きさ>
・トレンドの合間に見られる小型レンジ(主に短期束と長期束の間付近)
・中段保ち合いや転換点などの中型レンジ(長期束で何度も反発する)
・上位足がレンジ状態の大型レンジ(伸びるトレンドが行ったり来たり)

これらのレンジの大きさがあること把握すれば、あらゆる場面においてレンジの予想がつきやすくなりトレードの精度が格段に上がります。

レンジには値動きのパターンがある

レンジには値動きによって様々なパターンがあります。

それぞれ大切なパターンなので一つづ見ていきましょう。

ボックスレンジ

同じような値幅を行ったり来たりする規則性のあるレンジです。

小さなボックスレンジとしてはローソク足の実体が並行して並んでいるようなもの。

大きなボックスレンジとしては、長期束を中心に上下に大きい幅をもつものがあります。

また、傾いたレンジとしては、トレンドのように長期束におおむね支えられて一方方向に行くものがあります。

ボックスレンジのパターンは以下の3種類です。

並行型ボックスレンジ

横に動くレンジです。

ローソク足の実態が並行して並ぶようなレンジや、大きな値幅を持つものもあります。

時間的調整やトレンドの中段保ち合い、長期束が中心となる値動きの様子見の時に起こります。

エントリーする場合は、レンジブレイクを狙ったイフダンなどをします。

上昇型ボックスレンジ

上位足の下落トレンド中の調整的な戻りや、エントリーした時間足の短期的な値幅調整の時に起こります。

いわゆる上昇フラッグと呼ばれるものです。

エントリーする場合は、レンジブレイクして、下降トレンド方向に抜けるところをイフダンなどで狙います。

下降型ボックスレンジ

上位足の上昇トレンド中の調整的な戻りや、エントリーした時間足の短期的な値幅調整の時に起こります。


いわゆる下降フラッグです。

エントリーする場合は、レンジブレイクして、上昇トレンド方向に抜けるところをイフダンなどで狙います。

トライアングル

いわゆる三角形型が狭くなってくパターンのレンジです。

シンメトリカルトライアングル

三角のように徐々に値幅が狭くなるものです。

上に傾いた三角形や下に傾いた三角形もあります。

材料前の様子見の値動きや、トレンドが一段落してどっちに行くか相場が迷っている時に出ます。

エントリーする場合は、三角形を抜けたブレイクをイフダンなどで狙います。

アセンディングトライアングル

上に切り上がった直角三角形のようなレンジです。

基本エントリーは上の抵抗帯のブレイクをイフダンで狙います。

また、波動後期で上位足にて上昇が行き過ぎたりすると、トレンドラインをブレイクして下に伸びていきます。

ディセンディングトライアングル

下にに切り下がった直角三角形のようなレンジです。

基本エントリーは下のの抵抗帯のブレイクをイフダンで狙います。

また、波動後期で上位足にて下降が行き過ぎたりすると、トレンドラインをブレイクして上に伸びていきます。

逆アセンディングトライアングル

下に切り下がりながらも上がおおむね揃った直角三角形です。

切り下げながらも、切り下げ過ぎたら一気に抵抗帯を抜けて上昇していきます。

 

転換点レンジ

いわゆるトレンドが変わる転換点と呼ばれるレンジです。

それぞれ見ていきましょう。

2点天井

おおむね2点が揃って頭打ちになるものです。

2点ついた後の谷底の節目でブレイクして下落していきます。

2点底

2点天井の逆です。

おおむね2点揃って底打ちするものです。

底を打ったら、山となっている箇所をブレイクして上昇していきます。

3点天井

2点天井の3点版です。

3点底

2点底の3点版です。

ヘッド&ショルダー

いわゆる三尊などと呼ばれたりする転換点レンジです。

高値を更新した後、更新しきれず、下落してきます。

逆ヘッド&ショルダー

安値を更新後、切り上がって上昇していくパターンです。

ヘッド&ショルダー2

ヘッド&ショルダーの左肩がないバージョンです。

急な高騰の後、伸びきれずに下落していくパターンです。

逆ヘッド&ショルダー2

こちらも左側の節目がないパターンです。

急な急落後に切り上げてきて上昇するパターンです。

ヘッド&ショルダー3

高騰後に、あまり動かないレンジをして、ブレイクしたと思ったら下に行くパターンです。

上昇局面の時に良く見受けられます。

意味不明のレンジ

ブレイクしたと思ったら逆に急反発したり、また逆行したりと値動きの荒いレンジです。

材料相場の直前から直後に良く起きたりします。

相場が極端に迷っていたり、値動きを荒くして利益を獲りたがるトレーダーが多い時にも起こります。

このレンジの時はロスカットが起きてしまったら、レンジが狭くなるか、ブレイクした後の押し目で入る以外は手出し不要です。

レンジにはフェイクも注意

並行ボックスレンジやトライアングルの場合、ブレイクして逆の方向に行く「フェイク」が必ず存在します。

フェイクは、多くの場合逆に行ったら大きく動きますので伸びを狙えるチャンスです。

対策としては、

・イフダンを入れず、ブレイク後の押し目を確認して入る
・逆のイフダンも入れておく
の2つのやり方ができますので、損切されたら逆を狙いましょう。

転換点レンジでは予兆がある

転換点のフェイクには予兆と、単なる深い調整があります。

予兆とは、一度反発して伸びた後に元に戻るが、もう一度同じ方向にブレイクし、本格的なトレンドになることです。

単なる深い調整とは、転換点と思わせて、単なる深い調整をして、再びトレンドに回帰する現象です。

これらの対策としては、

・イフダンしたら、直近の最安値や最高値にロスカットを入れて、またブレイクするまで待っておく

・転換点ブレイク後の押し目を確認して入る

が良いでしょう。

ちなみに私は、転換点の天井や底で入って、予兆が出て伸びたら、エントリー位置より少し利益になるところにトレイリングを置きます。

動く相場のおけるレンジへの対処方法

先程紹介したレンジのパターンは誰もが知っている場合がありますが、それだけでは実践に役立てません。

手法や勉強しても資金を減らす人は、レンジの値動きに対する準備や思考、対処方法が出来ていないために、気づかないままレンジ内で変なエントリーをするからです。

レンジはいろんなパターンがあるので、レンジ内でエントリーすると損切になりやすく、悔しくて何回もエントリーしてしまいがちです。

レンジは基本、分かるまではエントリーしない方がベストです。

それでは実践的なレンジの値動きへの準備、思考、そしてエントリーまでの対処w見てみましょう。

1.レンジの疑いをかける

高値や安値更新がされなくなったりしたら、レンジを疑う段階に入ってきます。

レンジが来そうだなと気づき、トレンド継続パターンも考えつつ、心の準備をしましょう。

2.レンジの値動きのパターンをいろいろと想像しながら分かるようになるまで様子を見る

レンジの疑いをかけたのなら、値動きの様々なパターンを考えながら様子を見ましょう。

早とちりのエントリーがご法度です。

また、レンジの疑いをかけたら、現在エントリー中のもの以外は新規エントリーをやめましょう。

3.レンジのパターンが明確になってからエントリーを検討

レンジのパターンが分かり出してくると、エントリーを検討します。

サポートラインがいくつも引けたり、三角形のパターンが分かれば、ブレイクするポイントでイフダンを仕掛けても良いでしょう。

ただし、早過ぎるイフダンもやめた方が良いです。

レンジの値動きパターンが分かる最後の段階まで待つのがベストです。

また、勝率を高めたいのであれば、ブレイク後の押し目を待ちましょう。

 

レンジの値動きへの対処例

上で紹介したレンジの値動きを見極める流れと考え方を例をもとに分かりやすく紹介します。流れをしっかりと把握しましょう。

<今が上昇トレンドだった場合>

1.あれ?高値が更新されず、戻ってきたぞ

2点天井や並行型ボックスレンジを想像する

2.あれっ、2つの高値の抵抗帯をブレイクしてしまったぞ!

ヘッド&ショルダーの可能性と想定しつつも、抵抗帯での押し目が確認できたらトレンド継続と判断してエントリ
を狙う

3.押し目が出来ずに急落してきた!

ヘッド&ショルダーの確率が高まってきたが、何もせず待つ

4.下のサポートラインで反発してきた!

ヘッド&ショルダーの確率が高まって、サポートの節目が増えてきたのでイフダンを下に入れておくのはアリ。

5.下のサポートラインをブレイクしてきた

ブレイク後のフェイクで上に戻る可能性もあるので、イフダンを入れずに押し目を狙いたい場合は、まだ待つ

6.ブレイクした抵抗帯で反発して戻り売りのチャンスがきた!

ショートでエントリーして伸びを狙う

以上、トレンドとレンジの本当の見極め方、特にレンジの値動きに対処するための流や思考法について紹介してきました。

レンジの流れを待ち、チャンスを待ててこそ資金が増やせるトレーダーの近道です。

しっかりと見極めれるよう頑張りましょう!

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